通関士の難易度を他の資格試験と比較
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通関士の難易度についてですが、「通関士の合格率がとてつもなく低い理由」の記事でも紹介させて頂きましたが、近年の合格率は10%前後と非常に低く、この数字だけを見れば難易度が高い試験だと言えます。
ただし、他の法律系の国家資格の中では、通関士試験は比較的優しい部類に属しており、尋常じゃない勉強時間を必要とするという訳でもありません。
ここでは、その辺を掘り下げて見ていきましょう。
出題範囲は限定されるので試験対策はしやすい
通関士試験の試験科目としては「通関業法」「関税法・関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法」「通関書類の作成要領その他通関手続きの実務」の3科目となっており、それぞれで専門的な知識が要求されます。
また、過去問がそのまま出るといったことも少なく、各試験範囲に対する理解をキッチリと行いそれらを応用できる力が必要とされます。
こう説明してしまうと、結構難しい試験だと思えてきますが、通関士の試験範囲としては通関業務に関する内容に特化しているため、ある程度範囲は限定されてきます。
また、試験問題についても、条文の内容が丸々出題されることも多いため、この辺りは学習時間が十分に確保出来れば対応はしていけるでしょう。
他の資格試験と難易度を比較
通関士試験については、「通関士の試験合格に必要な勉強時間」の記事でもご紹介させて頂きましたが、通関士試験の取得には、約500~700時間の勉強時間が必要とされてます。
その勉強時間が他の資格試験と比べて、多いのか少ないのかを一覧にしてみましたのでこちらで見ていきましょう。
資格試験名 | 科目別合格制度 | 勉強時間 | 合格率
(平成25年度実績) |
難易度 |
---|---|---|---|---|
司法書士 | なし |
3,000時間 |
2.9% |
|
弁理士 | なし |
3,000時間 |
10.5% |
|
不動産鑑定士 | あり |
2,000時間 |
12.1% |
|
税理士 | あり |
2,000時間 |
18.4% |
|
土地家屋調査士 | なし |
1,500時間 |
6.8% |
|
社会保険労務士 | なし |
1,000時間 |
5.8% |
|
貿易実務検定(A級) | なし |
1,000時間 |
11.1% |
|
行政書士 | なし |
700時間 |
10.1% |
|
貿易実務検定(準A級) | なし |
700時間 |
34.3% |
|
通関士 | なし |
500時間 |
11.7% |
|
旅行業務取扱管理者(総合) | なし |
500時間 |
25.7% |
|
宅地建物取引主任者 | なし |
300時間 |
15.3% |
|
貿易実務検定(B級) | なし |
200時間 |
41.0% |
|
旅行業務取扱管理者(国内) | なし |
150時間 |
30.9% |
|
貿易実務検定(C級) | なし |
100時間 |
65.6% |
基本的に法律系資格については、それを持っていることで職業として成り立つものが多い為、全般的に難易度が高いということも言えますが、その中でも通関士は中級レベルの難易度の資格であることがこの表から見てとれます。
まぁ、中級と言っても学習未経験者であれば、1年近くは勉強期間をみておく必要があるので、決して簡単ではありませんが、やはり勉強時間が1,000時間を超える資格と比べれば、まだマシかと思います。
あと、勉強時間以外の難易度要素として、科目別合格制度大きく関わってきます。科目別合格制度があれば、複数年かけて全ての科目に合格すればよいので、あまり詰め込まずに学習をすることが出来ますが、制度がない資格試験については、必然的に1年間で全ての試験科目を勉強する必要があるので、それだけ大変になります。
※税理士や不動産鑑定士が難易度のわりに合格率が高いのはこの制度の影響が大きい。
通関士試験については、残念ながら科目別合格制度がないため、不合格だった場合は、次年度も同じ科目の学習をしなくてはいけません。。
まぁ、モチベーションが続かなくなって途中で挫折する方も結構おられますので、通関士の資格を目指す際は、1発合格を目標にキッチリと計画を立てて臨むようにしましょう!
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講座コース |
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受講料 | 49,800円 |
教材内容 |
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受講生サポート |
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講座コース |
【メイン講座】
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受講料 | 69,000円~ |
教材内容 |
【テキスト・問題集】
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受講生サポート |
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講座コース |
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教材内容 |
【テキスト・問題集】
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受講生サポート |
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